家で快適に仕事や勉強ができる場所をワークスペースと呼びます。家の中に自分専用のスペースをつくることで、集中力アップや効率的な作業が可能になります。どんな風にワークスペースを作ればいいのか、どうやって快適に使うか、アイデアやコツがあります。今回はワークスペースについてお伝えします。
■ワークスペースって?
住宅におけるワークスペースとは、家の中で仕事や勉強をするための特別な場所やエリアのこと。家族みんなが快適に仕事や勉強をするために使うスペースで机や椅子、文房具などが整ったエリアを指します。ワークスペースは、家の中で集中して作業したり、大切なタスクを遂行するための特別な場所として設けられ、このスペースを使うことで、静かで落ち着いた環境で作業を進めることができます。自分のペースで効率的に仕事や勉強をするためにはワークスペースがとても役立ちます。
■ワークスペースをつくるメリット、デメリット
[メリット]
・静かな環境で作業できるため、効率的に仕事や勉強に取り組むことができ、集中力が向上
・自分好みにカスタマイズでき、お気に入りのデコレーションや家具を使って、プライベート空間を楽しむことができる
・オン・オフの切り替えがしやすくなる
・書類やパソコンや作業道具を置く場所が特定されるため、家の中が散らかりにくくなる
・作業途中でもそのまま置いておくことができる
・作業の再開もしやすいため、家事などのすき間時間でも有効活用できる
[デメリット]
・配置や使い勝手が悪いと使用頻度が減り、荷物置場になってしまう
・ワークスペースにこもる時間が長くなると、家族で過ごす時間が減ってしまう
・収納が少ないと、物があふれてしまう
・家で作業することで、仕事や勉強と家庭の境界が曖昧になってしまう
■快適なワークスペースをつくる際のポイント
・位置の選定
ワークスペースの位置はかなり重要。静かで集中しやすい場所を選ぶ。外部の騒音を避け、落ち着いた雰囲気の中で作業できる場所が理想です
・自然光の活用
ワークスペースはできるだけ自然光が入る場所に設けることを考えて下さい。明るい環境は目の負担を軽減し、作業効率を向上させます
・誰がどのように使用するのかを考える
「自分だけの空間をつくりたい」「家族の気配を感じながら作業がしたい」「家族みんなの共有スペースにしたい」「家事の合間に仕事や趣味を効率よく進めたい」など、ワークスペースに求める想いはひとりひとり異なります。その答えによってプランが変わってきます。まずは「誰が」「どのように」使用したいのかを考えましょう
・電源や配線の確保
パソコンや充電器など、電源が必要な機器を使う場合は、コンセントの配置や配線を考慮しましょう。スッキリとした配線が作業をスムーズにします
・心地よい環境づくり
好きな色やインテリアを取り入れて、自分らしい空間を演出。居心地の良い環境は、集中力や創造力を高める助けになります
・音響環境の考慮
騒音を遮断できる窓や壁の工夫を取り入れることで静かな環境を保つことができます
・収納を充実させる
ワークスペースの周りに収納を充実させることで、散らかることなくすっきり片付けることができます。事前に収納するものをリスト化し、出し入れしやすい収納場所まで決めておけば、整理整頓できるだけでなく、作業効率もアップします