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シューズクロークで失敗しない


「玄関に物があふれているので、家を建てるならスッキリと片付く玄関にしたい」このように思っている方も多いのではないでしょうか。やはり家の顔となる玄関はスッキリキレイに見える玄関にしたいもの。そんなスッキリとした玄関を目指す時に大活躍するのがシューズクロークです。シューズクロークは外回りの物をメインに入れる場所なので他の収納とは少し違った特性を持っています。そのためシューズクロークをつくる時に何も考えずにつくってしまうと、実際に生活を始めてみると使いにくいなんて後悔してしまうこともあります。今回はシューズクロークについてお伝えします。

■シューズクロークとは

シューズクロークは外で使う物を入れるので、基本的に玄関の横につくることになります。基本的に靴を履いたまま使えるように、タイルなどで仕上げるのが一般的です。また、シューズクロークはウォークイン、ウォークスルーの2つのタイプに分けることができます。1ヶ所から出入りするタイプのシューズクローク。出入り口以外には物を置く事ができるので、省スペースながら多くの収納量を確保できるシューズクロークです。シューズクロークに出入り口を2つ作り、中を通り抜けられるようにしたのがウォークスルーのシューズクローク。シューズクロークを通って家に上がれるようになっています。来客用、家族用というように玄関を分けたい場合によく使われるシューズクロークです。

 ■使いやすいシューズクロークにする方法

毎日の生活の中で活躍するシューズクロークにするためには4つのポイントがあります。

  • シューズクロークの大きさ

シューズクロークの大きさのどこに注目すればいいのかというと、「シューズクロークの通路の広さ」です。例えば木造住宅の場合、基準となる柱と柱の間の寸法が91センチとなることが多く、その基準でシューズクロークをつくると、実際に使える幅は75センチほどになります。靴を置く棚の幅が35センチだとすると、通路の幅が40センチとなり狭くなります。シューズクロークの入口付近であれば多少狭くても大きな問題はありませんが、奥に物を置いたり出したりするのは結構大変です。シューズクローク内を移動しやすいように、通路の幅を10~20センチ広げると通りやすく、使い勝手が良くます。

  • シューズクロークの扉

扉の種類によって使い勝手というのはかなり変わってきます。シューズクロークの扉は引き戸にするのがおすすめです。引き戸であればじゃまになりませんし、雨の日など湿気やニオイがこもりがちな日は開けっ放しにして簡単に換気することも可能です。開き戸や折戸は開けた時に靴にぶつからないか、使いやすい方向に開けやすいか確認しておきましょう。またシューズクロークに扉を付けないケースもあります。扉を付けない場合に役立つのが、のれんやロールスクリーンを使うという方法。どこでも簡単に取り付けられますし、色や柄を家のインテリアにあった物にすれば、より家に馴染んだ目隠しとなってくれます。

  • シューズクロークの位置

シューズクロークは基本的に収納なのであまり見せたいものではないですよね。そのためシューズクロークは玄関扉の横など、家に入ってもすぐに目につかない場所に設置するのがベストと言えます。一方、間取りの関係で玄関扉の正面など目立つ位置にシューズクロークがきてしまうケースもあります。そのような目立つ場所にシューズクロークがある場合、まずは扉はしっかり作ってシューズクロークの中が丸見えにならないようにします。

  • シューズクロークの棚の配置

中の棚をどう配置するかでも使いやすさは変わってきます。もちろんシューズクロークの中に何を収納するかにもよりますが、基本的には棚を沢山付けられる方が収納力は上がるため、通路スペースを確保した上で、残りのスペースには収納するものに合わせた棚を設置するというのが基本となってきます。また、シューズクロークの中にコート掛けや上着を掛けるスペースを作っておきたい場合は、棚とハンガーパイプを上手く組み合わせることでスペースを無駄なく使う事ができます。またコート掛けを作る場合よくあるケースとして、コート掛けのために靴の収納スペースが減ってしまい、収納量に不安が出てきてしまうという事もあります。そのような場合は、壁に上着を掛けられるようにしておくという方法も効果的です。この方法だと場所はあまり取らないので、日常使いの上着くらい掛けられればOKという場合はおすすめの収納方法になります。

 

 

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