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防犯に強い家とは?狙われにくいポイント


最近物騒なニュースを聞く機会が多くなりました。家族を守るための住まいの防犯対策は決して過剰ではありません。特に小さなお子さんやご高齢の方がいる家庭では、より一層の注意が必要です。今回は防犯に強い家の対策法についてご紹介します。

■空き巣に狙われやすい家の特徴とは

防犯対策を考える前に、まずどのような家が空き巣や侵入者に狙われやすいのかを知っておきましょう。

  • 留守が多い家:留守がちで家を空ける時間が多い家は狙われやすいので注意しましょう。侵入者は誰もいない時間を狙って侵入するため、共働きの家庭や長期旅行に出かける場合にリスクが高まります。そのため留守時の防犯性を高める工夫が不可欠です。
  • 外部から見えにくい家:外部からの視界が遮られるような家は、プライバシーの確保には有利ですが、防犯上のリスクは高まります。例えば、高い塀や密集した植木があると、侵入者は外部の視線に注意を払う必要がないので侵入しやすくなります。このような状況を避けるためには、塀や植木の高さ、その密度を調整し、適度な視界を確保することが大切です。

 ■玄関ドアや鍵の防犯対策

玄関は、防犯対策の要です。玄関ドアや鍵の防犯対策を紹介します。

  • 防犯性の高い材質の玄関ドア:玄関ドアは、防犯性が高い材質の商品を選びましょう。強度の高いスチール製ドアや、断熱性と防犯性を兼ね備えた複層ガラス入りのドアを選ぶことが、物理的な侵入を防ぐ効果的な手段です。
  • ピッキングが困難なディンプルキー:ディンプルキーは、特殊な構造によりピッキングが困難な鍵とも言われています。キー内部に複数のディンプル(くぼみ)が配置されており、複雑な施錠メカニズムを実現しています。
  • ワンドア・ツーロックの採用:防犯対策の基本は、多重施錠にすることです。ワンドア・ツーロックとは、1つのドアに2つの異なる種類の鍵を設置する方法です。ワンドア・ツーロックを採用すると、泥棒がドアを破るのに時間がかかり、侵入を諦める確率が高まります。上部に1つ、下部に1つの位置に鍵を設置することでより効果的な防犯対策になるでしょう。
  • 脱着サムターン:脱着サムターンは室内からドアを施錠・解錠するためのつまみです。特に防犯対策を重視する場合は、取り外し可能なサムターンを使用するとよいでしょう。

 ■もっとも被害に遭う窓の防犯対策

窓は住宅の中でも特に侵入されやすい箇所のため、十分な防犯対策が必要です。

  • 防犯ガラスや防犯フィルム:防犯ガラスや防犯フィルムは、窓の防犯対策として非常に効果的です。防犯ガラスは通常のガラスに比べて破壊されにくく、侵入者が家に入る時間を稼げます。防犯フィルムは既存の窓ガラスに貼るだけで簡単に強度を高めることができます。
  • 2重ロックのクレセント錠:防犯性の高いクレセント錠を採用すると、窓からの侵入リスクを抑えることができます。防犯合わせクレセント錠は、通常のクレセント錠に比べて頑丈で、2重ロックが可能な構造が特徴です。この製品は内側から簡単に操作できる一方、外部からの強引な力でも開きにくく設計されています。

 ■外壁、外構の防犯対策

  • 防犯カメラ:防犯カメラは24時間体制で監視でき、不審者に対する強力な抑止力となります。特に、スマートフォンと連携できる最新のタイプは、リアルタイムで映像を確認できるので外出中でも安心です。スマートフォンの操作でカメラのライトを点灯させたり、カメラのマイクから声を出せたりする防犯カメラもあります。
  • 人感センサー付きのライト:人感センサー付きのライトを敷地内に設置すると、不審者が近づけば自動的にライトが点灯し威嚇します。ライトによって、不審者は発見されるリスクを感じ、侵入を躊躇する可能性が高まるでしょう。
  • 庭や周囲に敷く砂利:庭や敷地内に砂利を敷くことも効果があります。人が歩くと砂利がザクザクと音を立てるので、不審者の侵入に気付けます。特に「防犯砂利」と呼ばれる専用の砂利は音が大きく、侵入に気付きやすくなります。
  • よじ登りにくい外構:フェンスや壁をよじ登って侵入するのを防ぐために、フェンスを垂直に立てたり上部が曲がっているデザインにするのも効果があります。またフェンスや壁の上部にとげや反り返えりを取り付けることも有効です。

 

 

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