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カーテンの機能・性能の基礎知識


カーテンを選ぶ際には、素材や色柄なども重要ですが、取り付ける空間や目的に適した機能を持つかどうかも配慮しておきたいもの。ここでは、遮光やウォッシャブルなどのカーテンの機能についてまとめました。 

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■快適性やお手入れのしやすさを高めた機能を付加

窓の装飾として一般的なカーテンは空間のイメージに関わる重要なアイテムですが、素材や色柄などだけでなく取り付ける空間の目的に適した機能を持つものを選ぶことも大切です。通常カーテンにはプライバシーを守るための目隠し、光を調節もしくは遮る日除け、寒い時期の保温などの役割がありますが、より快適性やお手入れのしやすさなどを高めた機能を付加したタイプも増えてきています。馴染みのある機能としては、洗うことのできる機能(ウォッシャブル)や光を遮る機能(遮光)などでしょう。この他にも様々な機能を持つカーテンが商品化されており「機能性カーテン」と呼ばれています。 

■屋外からの光や熱、音などの影響を抑え、室内空間を快適にする機能

◎遮光:光を遮り、漏らさない

外部からの光を遮り、部屋の中の光を漏らさない機能のこと。特殊な繊維を織り込んだり、裏面にラミネート加工して生地そのものに機能を持たせたものがみられ寝室にシアタールームなどに適しています。遮光性の高い順に1級~3級の3段階に分類されています。

◎UVカット:床材や家具などの変色、焼けを防ぐ

特殊な繊維や織りなどによって紫外線を遮蔽する機能のこと。フローリングや家具などの変色、畳の焼けなどを防ぐことができます。カット率の高さによってランクのある場合も。日差しの強い部屋、デリケートな内装や家具のある部屋などで用いるといいでしょう。

◎遮熱:熱が窓から入りにくく、室内の温度上昇を抑える

太陽熱を妨げる機能は、夏場の暑さ対策として適しています。特殊な糸やコーティング加工によって、熱が窓から入りにくくする、入る熱を軽減する効果を持つため、室内の温度上昇をおさえて冷房効果が高まり、消費電力の低減が可能に。

◎保温:熱伝導率を抑え、熱を逃しにくい

熱を逃しにくい空気層を多く含む生地を用いるなどして熱伝導率を小さくしたもの。北側の部屋など、冬場の寒さ対策に用いるといいでしょう。

◎遮音:ある程度の遮音効果を持つ

生地もしくは裏面に特殊加工を施したり、樹脂コーティングすることで遮音効果を高めたもの。部屋の中の音がもれにくく、外部の騒音が聞こえにくくなります。一般的なカーテンよりは防音性は高まりますが、あくまでも補助的なアイテムとして利用して下さい。

◎消臭:気になる臭いを分解・中和する

生地に織り込まれた薬剤によってタバコやペットの臭いなどを消す(分解・中和させる)効果のあるもの。商品によってはホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)を分解し、消臭するタイプも。ニオイのこもりやすい部屋、お客様をお招きするリビングなどに適しているでしょう。 

汚れにくく、洗濯やお手入れもしやすいため、美しさも長持ちする機能

◎ウォッシャブル:家庭で洗濯することが可能

伸縮性の低い素材や型崩れしにくい織りによって色落ちや色あせ、縮みを心配せずに家庭用洗濯機において丸洗いができるというもの。指示されているように洗うことが基本。乾燥や脱水、干し方など注意が必要です。

◎防汚:汚れがつきにくい加工が施されたもの

生地に汚れがつきにくい加工を施したもの。生地に樹脂を含ませて加工したり、織り方に工夫を施すなどして汚れにくくなっています。ダイニングやキッチンに向いています。

◎超(高)耐光:日焼けや黄ばみ、色あせを防ぐ

特殊な加工等を施して、日差しによる記事の日焼けや黄ばみ、色あせを防ぐもの。南や西側の日差しの強い窓に向いています。

◎形状記憶(安定):ドレープの美しさを保つことができる

主にドレープカーテンの形状を保つことができる機能。シワやかたくずれを防ぐもの。リビングや寝室など、たっぷりとしたドレープを用いるカーテンに欲しい機能です。

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