COLUMN聞けばためになるお家の話


家を建てるなら知っておきたい車の駐車方法


車を入れられないほどの狭い土地である場合や、将来にも車を持つ予定がないという場合は別ですが、一般的には車を敷地内に停められるようにしたいと思われる方は多いのではないでしょうか?車の台数も一台とは限らず、2台・3台と家族構成によってもちがうと思います。さらには来客が多かったりご両親が車で頻繁に来られる場合は予備の駐車スペースがあると利便性も大きく向上します。このように、家の敷地に駐車場があるととても便利ですが、何も考えずに駐車場をつくってしまうと後で「車が停められない」というケースや「家の壁にぶつけた」などと、後で悔やんでも悔やみきれない事が起こります。今回は失敗しない駐車場のつくり方をお伝えします。

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 ■車を置くのに必要な広さって?

自分の乗っている車の大きさというのを知っていますか?実は、意外にも自分の車の大きさを正確に知っている方はあまりいません。また家づくりの際は自分の車の大きさを把握するのが一番ですが、これから車を買う人や、買い替えるという方もいるので、常にサイズを把握しているというのはなかなか難しい事でもあります。そのような場合、将来に渡ってどんな車に乗るかの種類が把握できているのが大切になります。車の種類とは「軽自動車」「中型車」「大型車」の3種類です。この3種類はナンバープレートでも分かれているので把握しやすく、「軽自動車」は黄色いナンバープレート。「中型車」のナンバーは5ナンバー。「大型車」が3ナンバーという具合に区別しやすくなっています。そして、家で駐車スペースを考える時も、この3つが基準になります。一般的に軽自動車の場合は「タテ4m、ヨコ2m」、大型車は最低「タテ5m、ヨコ2.5m」といった、扉を開けて車に出入りできるスペースを確保します。

 

■その車、敷地に入る?

車を停めるのに必要な大きさを挙げましたが、実は車の駐車スペースを確保しただけでは駐車場としてはまだ不十分。その理由は、車は直角に移動できないからなのです。車を駐車するためには、道路から駐車場に停めるまで車が問題なく移動できるスペースが必要になります。そのため、駐車場の出入り口の側に障害物があると、「車の横を擦ってしまった!!」なんて事が起こってしまうことも。一度や二度、狭い駐車場から車を出すだけなら注意をしていればなんとかなりますが、家と駐車場をつくってしまっては、もう動かす事ができません。そうなると、車の出し入れの際に、何十年に渡ってずっとストレスを感じることになってしまいます。これは意外と大きなストレスとなり、車で外出するのに心理的な負担となるケースも見受けられます。

 

■将来購入しそうな一番大きい車を伝える

家づくりの際に、今乗っている車や購入予定の車を伝えるのは、実はとても大きなポイントです。でもこれだけでなく、もう一つ伝えておきたい事があります。それは、将来大きな車を購入する可能性があるなら、それも合わせて伝えるのがベストという事です。車の運転が苦手であれば、その事も伝えた方が良いです。

 

■車の停め方は3パターン

◎直角駐車:一番オーソドックスな車の停め方が「直角駐車」です。道路に対して駐車場が直角なので車が停めやすく、車を2台停める場合は横に広げてあげればより広くて使いやすい駐車場になります。注意点としては、出入り口付近に障害物があると車の出し入れがしづらくなるので電柱などの位置には注意が必要です。

◎並列駐車:道路に対して平行に駐車する駐車方法です。駐車場の奥行きをあまり取りたくない場合にこの配置を利用します。メリットとしては、奥行きがあまり必要ないので、北側道路の敷地で南側の庭を確保したいときに特に有効です。一方、デメリットとしては車2台停める場合は直角駐車と組み合わせて配置する必要があります。

◎縦列駐車:駐車場の間口があまり取れず2台横並びにできない時に使う駐車方法です。車2台停めるのにこの方法が選択肢にあると家の自由度が高くなるので「車は2台停められるようにしておきたいが、当分1台しか置かない」という方におすすめの駐車方法となります。デメリットとしては、後ろに停めている車に乗る時は前の車を出してから後ろに車を出さないといけないので、通常乗る車を道路側に停めるなど、車の停め方に工夫が必要となります。

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