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フローリングの色によるメリットとデメリット


フローリングの色で部屋の雰囲気は変わってくるので、色選びというのは結構迷ってしまいます。白や黒といったハッキリとした色合いのフローリングから、木目調などのナチュラルな色味までフローリングには色々な色があります。そこで今回は、フローリングの代表的な色を使った時のメリット・デメリットについてお伝えします。

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■白いフローリング

白いフローリングは今も昔も人気のフローリングです。白いフローリングを使う場合は壁も建具も白にして家全体をホワイトベースでまとめ、インテリアで色を付けるという使い方が定番となります。白いフローリングの一番のメリットは、白いフローリングを使うことで家の中が明るくなることです。白は光が反射しやすいので、部屋の中が明るく見えます。同じフローリングでも濃い色のフローリングと白いフローリングを使った場合と比べると部屋の見え方はかなり違ってきます。また床が白いので埃はあまり目立たないというメリットも白いフローリングにはあります。白いフローリングを使った人が必ず挙げるデメリット、それは床に落ちている髪の毛が目立つというデメリットです。白いフローリングの場合は埃だと色が似ていて目立たないのですが、白いフローリングに黒い色の物が落ちているとかなり目立ってしまいます。しかも髪の毛は自然に抜け落ちるので、かなり頻繁に掃除をしても中々完璧にキレイにするのは難しく、多少の髪の毛についてはある程度の割り切りも必要となってきます。また、白いフローリングに黒い汚れは目立つので、椅子などでフローリングについた汚れなどはかなり目立つようになります。家具を動かした後などが付きやすく、フローリングの継ぎ目にたまった汚れなども目立ちやすいので注意が必要です。

 ■黒いフローリング

黒いフローリングは濃い色のフローリングをイメージして下さい。黒いフローリングの一番のメリットは部屋が落ち着いて見えるということです。視覚的に部屋の下の方に濃い色がくるので、空間全体が落ち着いて見えます。黒いフローリングは落ち着いたインテリアにしたい場合だけでなく、和モダンなインテリアや古民家風にする場合でも重宝するフローリングです。元が濃い色なので細かい傷はあまり目立ちにくいフローリングと言えます。黒いフローリングの一番のデメリットとしては、埃が目立ってしまうということが挙げられます。しばらく掃除をさぼってしまうと、うっすら白くなってしまうなんてことも。また、黒いフローリングは光を吸収するので明るい色と比べると部屋が暗くなりがちですし、部屋の中が少し狭く見える傾向があります。黒いフローリングは細かい傷は目立ちにくいのですが、大きな傷や汚れは反対に目立ちやすくなってしまいます。黒いフローリングは表面だけが黒くなっているため、大きな傷が付くとフローリングの下地が見えてしまうのが欠点です。このように、大きな傷や汚れが付いた場所はフローリングと色味が違ってくるため目立ってしまうという点は注意しておきましょう。

 ■ナチュラル色のフローリング

フローリングで一番人気の色は、ナチュラル色のフローリングです。ナチュラル色というと幅が広いですが、ブラウン系の色を中心にアイボリーくらいまでがナチュラル色のフローリングと言えます。ナチュラル色のフローリングは白と黒の中間にあたり、部屋の汚れが目立ちにくくなります。白いフローリングで目立った髪の毛もそれほど目立ちませんし、黒いフローリングで目立った埃もそこまで目立ちません。このようにナチュラル色のフローリングは汚れという面でバランスが良いフローリングです。また明るすぎず、暗すぎず、部屋が自然な感じの落ち着いた空間になります。ナチュラル色のフローリングのデメリットを挙げると素材感が強く出ることが挙げられます。どういう事かと言うと「使うフローリングのグレードが部屋の見栄えに大きく影響してくる」という事です。特に賃貸住宅でよく見られますが、安っぽいフローリング、特にツヤありのフローリングはかなり安っぽい印象の部屋になってしまうなど、素材感については意識して選んで下さい。

 

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