キッチン・ユニットバス・トイレなどは、実際に目で確かめたり、手で触れてみたりしないと、特徴や使い心地が分かりにくいものです。そんな時はまず「ショールーム」へ行きましょう。ただし、ショールームに立ち寄る際には、チェックするポイントをある程度決めておくことがおすすめです。しっかりポイントを押さえて、ショールームを上手に活用しましょう。
■ショールームとは
ショールームとは、住宅設備のメーカーが自社製品を実際目で見てもらうために設けた場所のことをいいます。様々なメーカーがショールームを展開しており、自社商品に詳しいスタッフと実物を見ながら直接相談できるという魅力があります。色やサイズ感、使い勝手など無料で試せるため、参考のため一度は訪れたほうが良いでしょう。
■ショールームのメリット・活用法
ショールームへ行くと、住宅設備に関する様々な情報を得ることができます。そのメリットを上手に活用してみましょう。
- 商品に触ることができる
住宅設備を選ぶ際に一番重要なのは使い心地です。この感覚は個人によっても異なるためショールームで実際に触れてみることはその商品を知る大切な機会となります。古い住宅設備をお使いの方なら、最新式の機能との比較をすることができます。このような点はカタログでは決して確認できないものです。
- サイズ・デザインの確認に最適
サイズやデザインなどの具体的な部分も確認できます。設置したい場所に合うサイズか、色や形が好みかどうかといった点を確認しましょう。素材やカラーバリエーションを比較できるのもショールームを利用するメリットの一つです。
- アドバイザーから説明を受けられる
ショールームには商品について熟知したアドバイザーがいます。こんな機能が欲しい、こんな風に使いたいといった要望があればどんどん伝えましょう。予算の目安を教えてもらえるのも役に立ちます。
■ショールームへ行く前にやるべきこと
まずは事前にカタログ等の中から候補となるいくつかの製品を絞り込んでおきましょう。気になるオプション機能など、どのような点を確認したいかをなるべく明確にしましょう。欲しいと思っていた機能でも実際に見てみると不要なものだったという場合もあります。現在ショールームはコロナウィルス対策として人数制限など密にならないようにしていますので必ず予約して下さい。特に土、日は込み合いますので早めの予約が必要です。
■ショールームで見るべきポイント・注意点
- 実際に立って使ってみる
気になる製品があれば、実際に使ってみましょう。キッチンや洗面台は高さ・広さはもちろん、かがんだ時の姿勢が辛くないか、手を伸ばしたときに届きやすいかといった点も重要です。また浴槽は入ったときの広さ・高さも確認しましょう。
- 引き出し・扉は必ず開閉する
引出しや扉が付いている製品は、開閉のしやすさを確かめましょう。最近は収納にも工夫を凝らした造りも多いため、どのような物を収納するかイメージするのもおすすめです。水廻りの場合は水栓などの操作性もチェックします。
- 気になる商品は写真を撮っておく
家に帰ってから比較・検討しようと思っていても、細かい部分を忘れてしまっていることが多くあります。たいていのショールームは撮影ができますので、気になる商品が見つかったら写真を撮っておくと良いでしょう。
- メンテナンス方法も聞いておく
住宅設備は気軽に買い替えられるものではありません。できるだけ長く使えるよう普段のお手入れの仕方や、故障があったとき、劣化したときなどのアフターサービスについて聞いておくと安心です。