人の動きに合わせて照明をつけたり消したりしてくれる人感センサーライト。電気をつけるためにスイッチを押さなくていいのは、やはり便利です。では、そんな人感センサーライトは家のどこにつければより効果を発揮してくれるのでしょうか?今回は人感センサーライトを設置するオススメの場所についてお伝えします。
■人感センサーライトの仕組みとは?
まずは人感センサーライトはどんな仕組みで照明がつくのか。人感センサーライトは、どうして人が通ると照明がつくのでしょうか?それは、人の熱に反応しているから。人がセンサーの近くを通る事で温度変化を感知し、照明をつけたり消したりしているからです。そして基本的には動いているものに反応するので、人がゆっくり動く場合や止まっている場合は人感センサーは反応しないという特徴があります。そのため廊下など人が常に動いている場所では問題なく使えますが、例えばトイレに人感センサーライトを付けた場合、最初は人に反応して照明がつきますが、その後トイレにゆっくり座っている時に照明が消えてしまうというケースもありえます(電気が消えた場合は手を振るなどすれば再点灯します)。また、動物の熱にも反応することがあるのでペットの寝床近くも避けるなど、人感センサーの仕組みによって相性の良い場所、悪い場所というのがあります。
■人感センサーライトのおすすめの場所
◎玄関ポーチ
玄関ポーチは人感センサーとの相性抜群。例えば帰宅時に誰も家に居なくても電気がついていなくても、玄関に近づけば電気がパッとついてお出迎えしてくれます。暗くても自動で電気がついてくれれば玄関の鍵を取り出すのも簡単です。また玄関に近づくだけで照明がつくので、不審者対策にも効果的です。その他、家に帰ってきた時、家から出掛ける時といった必要な時にだけ照明がつくので、省エネの観点でも優秀です。注意点としては、交通量が多い場所などは車などに反応してしまう事があるので、玄関ポーチの場所によっては相性がよくないケースがあります。
◎玄関ホール
玄関ホールも人感センサーライトと相性の良い場所です。家に入ってスイッチを探して電気を付けるという作業がいらないのは、実際かなり便利なもの。荷物を持っている時などは特に助かります。また外へ出掛ける時もスイッチを消さずに外出できるというのも便利です。
◎廊下
廊下は基本的に移動するための場所なので、できるだけスムーズに動けるようにしたいところ。そんな廊下には人感センサーライトが高相性です。基本的に廊下は長居する場所ではなく人が移動するための場所なので、自動で照明が入り切りしてくれるというのは便利です。また、特に2階の廊下というのは電気の消し忘れが多いところで、次の日になるまで気づかないなんてことも。そんな消し忘れ防止には人感センサーライトは役に立ってくれます。廊下にワークスペースなど人が長居する場所を作る場合は、別に照明をつけるか人感センサーではなく普通の照明を付けた方が使いやすいので、間取りに合わせて採用するか決めるとよいでしょう。
◎階段
階段も基本的に人が移動する場所なので、人感センサーライトが活躍する場所です。階段も上る前につけて、2階についたら消すというのは意外と手間なもの。特に荷物を持っているときは助かります。一方でリビング階段の場合は人感センサーが反応してしまうことも。リビング階段でセンサーライトにする場合は、照明をリビングの人に反応しにくい場所に設置するなどの配慮が必要になってきます。
◎収納
収納に人感センサーライトを取付する目的はずばり「消し忘れ防止」。収納は用が済むとすぐ出ていく場所ですし、その後は次に用がない限り収納を開けることがないので電気の消し忘れが長く続きやすい場所です。
◎駐車場
駐車場にセンサーライトというのは間違いない組合わせです。車を駐車するときはもちろん、車から降りた時も明るいので子供も安心して乗り降りできます。もちろん荷物の出し入れもしやすいので便利です。