寝室は、心と身体をゆっくりと休めるためにとても大切な場所です。またプライベート感の強い空間でもあるため、ひとつひとつのインテリアにこだわりながら居心地の良いお気に入りの空間に仕上げたいものです。そこで今回は寝室をリラックスしやすい空間にするポイントをご紹介します。
■寝室は「リラックスしやすい雰囲気」に
睡眠や休息がメインの空間である寝室のインテリアは、ご自身がリラックスしやすい雰囲気にまとめましょう。たとえば、自然素材を生かしたナチュラルスタイルのように、優しい色合いでコーディネートされるとくつろぎ感が高まります。また、ホテルライクなシックモダンスタイルも、落ち着いた印象を演出できるおすすめのインテリアスタイルです。もしも書斎や趣味のお部屋などプライベートな空間も兼ねている場合には、お好みのテイストを存分に楽しむのもいいでしょう。ちなみに、どのインテリアスタイルに仕上げる場合でも、原色に近いはっきりとした色は避けることをおすすめします。刺激が強いカラーは眠りを妨げる恐れがあるため、寝室は穏やかなカラーで統一させることがポイントです。
■寝室における配色のポイント
心身ともにくつろぎやすい寝室に仕上げるコツは、取り入れる色選びや配色の仕方にこだわること。落ち着いた雰囲気を意識しながら、寝室にぴったりの配色を考えてみてはいかがでしょうか。
- リラックス効果が期待できるカラーを取り入れる:色には人の心や体に働きかける心理的効果があります。ゆったりとリラックスしたい寝室には「心を落ち着かせる効果があるカラー」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- ブルー:ブルーには鎮静作用があり興奮した神経を鎮めてくれる効果が期待できます。淡いグレイッシュなブルーを選ぶと、壁や床などのベースカラーとなじみやすいです。
- グリーン:自然を連想させるグリーンは、疲労回復やリラクゼーション効果が高い色です。ほかのインテリアとも相性が良く、季節を問わずに取り入れやすいのが魅力です。
- ピンク:淡いピンクも、癒し効果や安眠効果が高いカラーのひとつ。女性ホルモンにも作用して若返り効果が期待できるといわれており女性の寝室におすすめです。
- グレー:ストレスを和らげる効果があるグレーも寝室に最適なカラーです。モダンで洗練された雰囲気を持つ色なので室内をハイセンスに演出できます。
- ベージュ・ブラウン:飽きずに長く愛用されたい場合には、ベージュやブラウンなどのアースカラーを。どちらも気持ちを安定させてくれる作用があり、空間を落ち着いた印象に仕上げてくれます。
- 差し色は1~2色程度に抑える:寝室が様々な色で構成されていると、気持ちが落ち着きにくい傾向があります。そこでベースとなるメインカラーを決めたら、差し色は1色~2色程度に抑えるとよいでしょう。
■寝る前の時間を快適にする照明の選び方
照明にこだわることも、寝室のリラックス感を高める重要なポイントです。インテリアスタイルに合わせるだけでなく、「寝室の過ごし方」も意識しながら温かみがあり落ち着いた雰囲気を演出できる照明を取り入れましょう。
- メイン照明には「灯りの強さや色を調節できるタイプ」がおすすめ
メイン照明となるシーリングライトには複数灯タイプや調光機能がついているタイプが最適です。灯りの強さの色を調整できる照明を取り入れることで、眠る前の読書やテレビ、身だしなみを整える時間などシーンごとに適した灯りで快適に過ごせます。また照明のデザインはシェードの部分がファブリック素材などでおおわれたタイプがおすすめです。光の強さをやわらげ、リラックス効果が高まります。逆に、シェード部分がガラス素材や光源がむき出しになったタイプはベッドに横になる際まぶしく感じる恐れがあるため避けるほうがよいでしょう。
- 間接照明もプラスしてリラックス感を演出
間接照明としてベッドサイドにテーブルライトを取り入れると、より一層くつろぎやすい空間に。眠る前はメイン照明を消して間接照明だけを照らせば、リラックス感が高まります。間接照明を選ばれる際には光源が目に入りにくいことはもちろん、光の方向が調節できるかどうかにも注目しましょう。またテーブルライトはお部屋のおしゃれ感を高めてくれるアイテムでもあるので、デザインも重視して選ばれることをおすすめします。