家の家事の中でも洗濯は大きなウェートを占めますが、洗濯物が簡単に干せるかどうかで家事の手間はかなり変わってきます。また、以前は洗濯物は外に干すことが多かったですが、最近では部屋干しをするという方が主流になってきています。共働きで昼間に家に誰もいない場合は突然の雨に対応できないこともありますし、時間を気にせずに干せるというのはかなり便利です。また、毎日部屋干しはしなくても雨の日や花粉の季節は部屋干しをするという方もいると思います。そうなると部屋干しをする回数はかなりの数になりますし、上手く部屋干しできるかどうかで家事の手間というのはかなり変わってきます。今回はどこで部屋干しすると便利なのか、また使いやすい室内物干や注意点などお伝えします。
■部屋干しの位置を決める時のチェックポイント
部屋干しをどこで干すかを決める前に、どんなスタイルで洗濯できると楽に感じますか?洗濯スタイルについて把握することで、どこで部屋干しするのが良いのかの判断がしやすくなります。
- いつ、何を、どのくらいの量の洗濯物を干す?
生活スタイルは人それぞれ違います。小さなお子さんが多かったり、お子さんの部活動で毎日2回以上は洗濯機を回す家庭もあれば、夫婦二人の生活で2日に1回という洗濯ペースの家庭もあります。さらには洗濯機を夜回す家庭もあれば、朝起きて洗濯機を回す家庭もあります。このように洗濯の頻度と時間、生活スタイルによってベストな部屋干しの仕方も変わってきます。今の洗濯スタイルだけでなく、将来子供の洗濯物が増えた時のことも考えてみることで、あとで「ここに部屋干ししたらジャマだった」というケースや「この場所の部屋干しは使いにくい」「洗濯物が干しきれない」という失敗をなくすことができます。また、洗濯物と切っても切れないのが服などを収納するスペース。洗濯機から服を収納するスペースの動線のどこかに部屋干しスペースを設けると、スムーズに家事の動線をまとめることができるようになります。
- 部屋干しはジャマにならない場所に
人の移動のジャマにならない場所に部屋干しするのが基本となります。また、寝室や廊下に物干しを設置した際に気をつけておきたいのが、建具(扉、ドア)との干渉です。物干しを設置した際に、クローゼットの扉がぶつかったり、ドアが開かないということは避けましょう。
■部屋干しの場所
- 洗面脱衣室
洗面脱衣室は、部屋干しで1番よく使われる場所です。やはり洗濯物を取り出してすぐに干せるというのは楽です。洗面脱衣室が部屋干しの1番人気なのも納得です。洗面脱衣室を部屋干しに使う場合のケースとして重要なのが、洗面などを使う時に洗濯物がジャマにならないかどうかということ。洗面脱衣室はお風呂と繋がっていることがほとんどなので、物干しと人の動線がかぶってしまう事が多くあります。お風呂から出たら洗面所に洗濯物が干してあって洗濯物をくぐりながら出てくる必要があったり、洗面所に手を洗いに行ったら洗濯物がジャマで手が洗いにくいなど、洗面所は洗濯をすぐに干せるというメリットがありますが、上手く使わないと返って使いづらくなってしまいます。そのため、洗面脱衣室で部屋干しをする場合は部屋の広さと人が通る場所に部屋干ししないことが使いやすい部屋干しスペースにするために必須となってきます。
- 部屋(寝室・和室など)
寝室や和室など、昼間や夜に使わない部屋を部屋干しスペースにするという方法もあります。日中の寝室や子供部屋といったスペースを昼間に、夜に和室を使わないなら和室を夜の部屋干しスペースとして使う事ができます。どちらもメインの部屋干しスペースというよりも予備の部屋干しスペースという使い方が中心になります。
- ホール
ホールのスペースを部屋干しに使うという方法もあります。ホールを活用される方は意外と多く、2階に日当たりの良いホールを設けてそこに洗濯物を干すという方も結構います。そんなホールに洗濯物を干す場合の注意点としては、人が通るスペースはしっかり確保しておくことです。洗濯物だらけで通るのに洗濯物をかきわけるのは大変ですし、ホールは部屋のように扉は閉められないので、洗濯物が他の場所から見えないようにするのが大切です。